投稿のトップ画像:WordPress サイトの作り方 基本操作と設定『意外とつまずく、メニュー項目の設定』 sapporogeezer.com と表記されている

【動画あり】ワードプレスを使い始めの頃は、サイトに表示するメニュー項目の設定でつまずく方が多いようです。クラシックテーマの場合は、一度コツさえつかめば、なんのことはありません。

WB-9:メニュー項目の設定方法をマスターしよう

メニュー項目の設定方法はテーマによって大違い

 ワードプレスでウェブサイトを作成する場合、選ぶテーマ、ブロックテーマかクラシックテーマかによって、メニューの設定方法が大きく異なります

 新たに登場したブロックテーマ(講座はこちら)の場合は、自動化されている範囲内であればメニューの項目設定は簡単です。ですが、デザイン的なことも含めてメニューを自由に作成・編集するのは、ブロック式の編集画面に慣れていない初心者の方の場合には、少々無理があります。

 クラシックテーマの場合には、設定画面内で、ドラッグ&ドロップ感覚でメニューの項目を設定できますので、設定画面の操作方法を覚えてしまえば、あとは難しいことは何もありません。

ブロックテーマの場合のメニュー項目の追加と削除

ブロックテーマの場合の外観に含まれているサブ項目部分のスクリーンショット。「エディター」が赤丸で囲まれている。
ブロックテーマ:外観のエディター

 ブロックテーマの場合には、固定ページを公開するとそのページのタイトルが自動的にメニュー項目に追加されるようになっています。逆に削除するには、その固定ページを削除または「下書き」状態に変更するだけでOKです。

 項目表示の順番を変更しようとすると、管理画面メニューの『外観』→『エディター』で編集することになりますが、この機能はフォントや文字色などのデザイン面の変更を行う画面になっていますので、別の講座で方法を紹介します。

クラシックテーマの場合のメニュー作成と編集方法

クラシックテーマ:外観のメニュー

 クラシックテーマで表示するメニューの特徴は、なんといっても、メニューに名前をつけなければならないという点です。わかりにくいのは、この点だけで、あとは一度やり方を覚えてしまえば、簡単にメニューを作成したり変更したりすることができます。

 尚、メニューは、『外観』→『カスタマイズ』からも設定することができますが、少々使いにくいと思います。まずは下の動画で説明した通りに『外観』→『メニュー』からの操作に慣れることをお勧めします。

【動画】 WordPress メニューの設定方法(クラシックテーマの場合:6分40秒)

ホームページ設定の例外

表示設定部分のスクリーンショット
管理メニューの『設定』→『表示設定』

 ホームページ設定(『設定』→『表示設定』で、「最新の投稿」をチェックした場合には、ホームに設定する固定ページがありません。

 動画の中では、説明できませんでしたが、この場合には、「ホーム」と表示するメニューの設定に困ってしまいます。

 実は、「ホーム」というメニュー項目をわざわざ作らなくても、サイトのタイトルやロゴをクリックすると、ホームページを表示するようになっているので、本来は「ホーム」という項目は無くてもOKなのです。

 ですが問題は、ロゴやサイトタイトルが、ホームページへのリンクになっていることを知らない人がまだまだ多いということなのです。

 なのでこの場合には、固定ページではなく、カスタムリンクを使って、ホームを作成します。動画の中では、外部のサイトへのリンクを入力しましたが、そこに、”https://サイトのドメイン” を入力し、リンク文字列を「ホーム」とすればOKです。

 ホームページ設定については、『WB-5:特別扱いの固定ページ、フロントページと投稿ページの表示設定』で説明しています。

サイトのページ構成の組み立て方

 余談になりますが、これからホームページを作成しようとお考えの方に、札幌Geezerから提案があります。

まずは基本となるメニュー項目を作成してしまおう

 最初は、各ページの本文は、空白のままでも構いませんし「只今作成中」としておいても構いません。まずはページ建てをすることで、それが次の目標になります。

 フリーランスや個人事業のみなさんは、「ホーム」、「自己紹介的なページ」、「業務案内的なページ」、「投稿を表示するページ」、「問い合わせのページ」は、5点セットの固定ページ(投稿ではなく)として、メニュー項目を作成してしまいましょう

ウェブサイト作成の途中経過も公開でOK!

 サイトの作成を専門家に依頼する場合は、別でしょうが、このページにたどり着いたみなさんであれば、ご自分でウェブサイトを作成することをお考えなのだと思います。

 であれば、途中経過が公開されているほうが、親近感が湧くというものです。

 というのも、ウェブサイトを立ち上げて暫くは、検索から知らない誰かがサイトを見に来られる方というのは、まあありませんです(キッパリ)。見に来る人がいるとすれば、多分あなたのことを既にご存じで、あなたがウェブサイトを作っているということをご存じの方に限られるはずだからです。

ウェブサイトの作成・運用はどこまでも試行錯誤

 ウェブサイトの作成とその運用は、ゴールのない思考錯誤の道を歩き続けるようなものです。ここまでやったら完成(=やることがなくなる)という考えは、少なくとも札幌Geezerには、ありません。

 他の業務との兼ね合いを考慮しながら、自然体でコツコツと積み上げていきましょう。それができるのが、ワードプレスで発信することの良いところだと、札幌Geezerは考えています。

この講座の要点

  • ウェブサイトのメニュー項目の設定方法は、クラシックテーマかブロックテーマかで大きく異なる。
  • ブロックテーマの場合は、初期設定では、固定ページを公開するとそのタイトルが自動的にメニュー項目として表示されるようになっている。
  • クラシックテーマの場合、メニューを作成するには、名前を付けることが必要。

ご質問・ご要望について

 疑問に思うことや説明が至らないことがありましたら、遠慮なく下のコメント欄またはお問い合わせフォームからご連絡いただければ幸いです。今後の更新作業の参考にさせていただきます。

課題

1.メニュー項目を設定してみよう

 固定ページを作成(本文は空白でもOK)公開して、そのページをメニュー項目のひとつとして設定してみましょう。ブロックエディターの方は、ページを公開することで、自動的にメニュー項目が追加されることを確認しましょう。

2.発信しよう

 「これは参考になった」あるいは何かの「インスピレーションを得た」ようなことがあれば、同じように感じる方が、あなたの周りにもいるかも知れません。学んだことをあなたの言葉で(←ここが重要)人に伝えようとすることで、それが自分のものになることを体験しましょう。


 

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