【動画4本あり】サイト全体を通しての文字の大きさや行間、文字色、レイアウトなどが柔軟に設定できるテーマのひとつがCustomifyですがそのパワフルさは群を抜いています。コーディング不要でここまでできる無料テーマは他にないのでは?

WR-3:テーマ Customify(カストミファイ)の使い方前編・レイアウト

◆ Customify の特徴

Customify テーマ のスクリーンショット
人気上位を維持し続けているCustomify

 このサイトのテーマは、Customify です。

 Customify は、公開直後から「ユーザが設定できる項目」が多いことで話題になり、現在でも人気のテーマのひとつとして、海外のレビューでは取り上げられることが多いです。

 「ユーザが設定できる項目」が多いというのは、一般的にはCSS(プログラミングのようなものです)を学ばなければできないようなデザイン的な変更を、それを知らなくてもできる出来るようになっているということです。

 ただしこのCustomify、設定が多いだけにワードプレスを使うにあたっての用語(特に html 要素)に慣れていないと使うのに苦労すると思います。

 なので、初めてワードプレスでサイトを作成する方向けではありませんので、その点だけご理解下さい。

 使い始めてみたけれど、わからなくなったという方は遠慮なく『会員専用質問フォーム』からご連絡下さい。このページを充実させる意味もありますので、無料で対応します。

◇ 有料版と無料版の違い

 Customify には有料版(Customify Pro)があります。サイトひとつで利用の場合、現時点で年間59ドル(更新時は2割引)となっています。料金表はこちら

 有料版には、ブログページの追加レイアウトや、画面をスクロールしてもメニューが常に表示される機能などの便利な機能が加わっています。

 でもこうした機能は、サイトが形になってから使いたくなるものですので、まずは無料版でサイトを形にしましょう。

 また、今後紹介するプラグインなども有料版があるものがたくさんありますが、必要性を感じるものは導入するべきです。プログラマーさんを雇って作成したと考えれば安いものですし、広告費の一部と考えましょう。

◆ 投稿の編集画面にも設定あり

編集画面メニューの設定
3つのタブがあることに注意

 Customify の設定メニューは、2カ所にあります。

 ひとつは、投稿の編集画面右側に表示されるメニューです。Customify テーマを有効にすると追加で表示されますので、下の方を探してみて下さい。

 このメニューでの設定は、投稿や固定ページの「それぞれに設定」する項目です。なのでここで設定することは、他の投稿や固定ページには影響を与えません。

 サイト全体に対する設定(グローバル設定と呼びます)は、カスタマイザー(管理画面の「外観」→「カスタマイズ」)に表示される左側のメニューから行います。

 ふたつのメニューの使い分けは、1)サイト全体の表示設定はカスタマイザーで行っておき、2)特定の投稿やページだけ別の設定にしたいという場合に編集画面内の設定を使う、と覚えておきましょう。

◆ カスタマイザーでの設定(動画×4)

◇ 表示画面に関する設定

・この動画(11分8秒)で学ぶこと

  • 全幅・ボックスなどの基本レイアウトの設定
  • 表示幅の設定
  • サイドバーの表示/非表示、表示位置の設定
  • ページ単位のヘッダー(カバーまたはタイトルバー)の表示/非表示の設定

◇ ヘッダーの設定方法

・この動画(8分57秒)で学ぶこと

  • ヘッダー作成画面(作業エリア)の使い方
  • ヘッダー内にボタンを表示する方法
  • ロゴマークの追加方法

◇ フッターの設定方法

・この動画(7分54秒)で学ぶこと

  • ウィジェットエリアの追加方法
  • ウィジェットの使い方
  • 著作権表示の設定方法
  • 「管理メニュー」→「外観」→「ウィジェット」の使い方

◇ 投稿ページと投稿各ページの表示設定

・この動画(11分16秒)で学ぶこと

  • アイキャッチ画像の配置の設定
  • 記事の表示設定(ラッパー)
  • パディングとマージンの違い
  • マウスオーバーの意味と設定
  • アイキャッチ画像の大きさなどの設定
  • 抜粋の設定
  • メタの意味と表示の設定
  • 「続きを読む」ボタンの設定
  • 投稿各ページの表示設定(行幅、各項目の表示/非表示など)
  • アイキャッチ画像を投稿のみ非表示にする方法

◆ このレッスンの要点

  • カスタマイザーでの設定はサイト全体、編集画面では個々の投稿の設定があること
  • ページヘッダーは各ページ毎に設定可能であること
  • ヘッダーとフッターは専用の作業エリアを使って簡単に設定できること
  • 投稿ページでは記事ひとつひとつを装飾することが可能であること
  • 行幅の設定は、「Blog」→「ひとつのブログ投稿」→「コンテンツの最大幅」で対応
  • 項目別の表示/非表示の設定、順序の入れ替えが可能になっていること
  • アイキャッチ画像の役割と表示/非表示の設定方法