【動画あり】ワードプレスを使う醍醐味はなんと言ってもプラグインにあります。このレッスンでは、プラグインとはどのようなものか、また、その選び方からインストールして使うまでを学びます。

WB-3:プラグインとは何か、その種類と使い方

プラグインとは?

 ワードプレスのプラグインは、ワードプレス本体に機能を追加するものです。テーマと同じようにインストールして追加するようになっています。

 機能を追加するといわれても、ピンとこないかも知れません。

 ウェブサイトを一軒の家に例えるなら、プラグインは、そこで使う椅子やテーブルなどの家具のイメージです。いくら家が出来上がっていても、家具がなければ不便な生活になってしまいますが、プラグインもこれと同じです。

 選ぶのに一苦労する点でも、プラグインは家具と似ています。同じ機能を提供するプラグインが、たくさある場合が多いからです。

1.プラグインのインストールと「有効化」について

 プラグインは、インストールしても「有効化」しなければ動作しません。有効化すると、表示がハイライトされますので一目でわかるようになっています。

【動画】プラグインの有効化とメニュー項目について(5分4秒)

2.プラグインには、どのようなものがあるのか?

 プラグインの機能はさまざまですので、気になる方は、上の動画の中で説明した「おすすめ」に選ばれているプラグインをざっと眺めてみると、良いかも知れません。

 ここでは、プラグインを種類別に分けて、概要を説明しておきます。

(1)ウェブサイトに何かを表示するためのプラグイン

 最初に使いたくなるのが、この種類のプラグインです。 Twitter や Facebook ページの投稿をサイドバーやフッターに表示しているを、見かけたことがあると思います。

 このタイプのプラグインは、インストールして有効化すると、「ウィジェット」(次のWB-4を参照)または「ブロック」を選択肢のひとつとして追加してくれます。これをドラッグ&ドロップするだけで、簡単に使うことができます。

(2)ウェブサイトに機能を加えるためのプラグイン

 具体的には、以下のようなプラグインです:

  • メルマガの発行、イベントの掲載や受付などのプラグイン
  • 顧客管理(CRM)のためのプラグイン
  • スパム(迷惑コメントやメール)を防止するためのプラグイン
  • サイトへの不正アクセスを防止するためのプラグイン
  • 表示速度を向上させるためのプラグイン
  • チャット機能を追加するプラグイン
  • SEOを意識したサイト作りをするためのプラグイン
  • オンライン決済など、外部のサービスと連携するためのプラグイン

などなどです。それぞれに、多くの製作者によるプラグインがありますので、最初は選ぶだけでも苦労するかも知れません。札幌Geezerが使っているお勧めプラグインは、応用編で紹介していく予定です。

プラグインを追加するにあたっての注意事項

バックアップを取るようにする

 プラグインは、ワードプレス本体やテーマとは別の独立したものです。なので、これらの連携が上手く行かずにサイトにトラブルが発生してしまうことが、まれにですが発生します。

 そんな時に、すぐにもとの状態に戻せる体制になっていれば安心というものです。現在は、サーバーにバックアップの機能が用意されていることが多いですので、プラグインの追加を始める前にチェックしておきましょう。

ひとつの機能に対してプラグインはひとつにする

 札幌Geezerも何度かお目にかかったことがあるのですが、ワケがわからないまま良いと聞いたプラグインを次から次への追加するのは絶対にダメです。

 プラグインとはいえ、一本のソフトウェアと同じ感覚のものも多く、その機能や使い方を学ぶことなしには扱えないということが多々あります。プラグインのひとつひとつが、どのような機能を提供しているのかを理解しながら進めましょう。

更新はこまめに行う

 ワードプレスを安全に使い続けるためには、こまめに更新を行うことも重要です。使用しているプラグインの数が増えてくると面倒に感じるかも知れませんが、更新をため込んでしまうことは避けましょう。

有料のプラグインについて

 プラグインの中には、有料版がある場合も多いです。

 ウェブサイトを立ち上げたばかりの場合や、ブログ投稿による発信のみというような場合には、有料のものを使う必要性はほとんどないはずですが、基本的な機能だけは無料にしておいて、フル機能にしたい場合には有料というものも多いです。

 札幌Geezerでは、テーマの場合と同じで、サポートがしっかりしているものを使うようにしています。無料版を使ってみて、感触がよければ有料版に切り替えることが多いです。

 ビジネス目的でサイトに仕事をさせるようにする際には、有料のテーマやプラグインが必要になることは、ここで理解しておいて下さい。

この講座の要点

  • プラグインは人気のものから選ぶようにすること。
  • プラグインを有効化すると、メニュー項目にそのプラグインの項目が追加されること。
  • プラグインを追加・更新する際は、バックアップを取ってから行うことが望ましい。
  • ひとつの機能を追加するために複数のプラグインを追加しない。
  • 更新はこまめに行うこと。

ご質問・ご要望について

 疑問に思うことや説明が至らないことがありましたら、遠慮なく下のコメント欄またはお問い合わせフォームからご連絡いただければ幸いです。今後の更新作業の参考にさせていただきます。

課題

1.自分の言葉でまとめておこう

 この講座で、得た学びを自分の言葉にしておきましょう。箇条書きが良いと思いますが、自分のスタイルでOKです。紙のノートでもパソコンやスマホのアプリでも構いませんが、脳内に留めずにその外側に一旦はアウトプットすることが重要です。オススメは紙のノートです。いつでもパラパラと眺めることができ、記憶に残りやすいからです。

2.バックアップの機能を確認しておこう

 利用しているレンタルサーバーが提供しているバックアップの機能を確認し、設定が必要であれば設定してみよう。その際、必要ならばレンタルサーバーのサポートに連絡してみよう。

2.発信しよう

 「これは参考になった」あるいは何かの「インスピレーションを得た」ようなことがあれば、同じように感じる方が、あなたの周りにもいるかも知れません。学んだことをあなたの言葉で(←ここが重要)人に伝えようとすることで、それが自分のものになることを体験しましょう。


 

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